子供が幼稚園に入った位になると、早い子だと園生活に慣れてきたころからお手紙を渡してくれる子が出てきたりしますね。
そんな子に気づくと、大抵のママは「えっ!?もう書けなくちゃいけないの!?うちの子も練習させなくちゃ!」と焦ってしまいます。
本当に年少さんから、字が書けなくてはいけないんでしょうか??
今回は「あいうえお」の習得時期についてご説明します。
普通、書けるようになるのはもっと後でOK
幼児時代は、とにかく発達に個人差があります。
お友達がもう書けているからといって、わが子まで急かして練習させる必要はありません。
この時期、まだ気持ちが幼い子で文字に興味が無いとしても、それは将来の学力とは全く関係のない事です。「うちの子はスロースターターなんだな」位に捉えておけばいいでしょう。
さらに、この時期は4月生まれと3月生まれでは雲泥の差があります。
わが子が4歳になるまでは、あまり書くことに関して躍起にならなくてもいいでしょう。
4歳までに読みの方だけをマスターさせる事をめどに、「あいうえお」表をお風呂に貼ったりして意識させていく位で充分です。
書くことが出来るようになる時期とは?
幼稚園の先生曰く、ひらがなを書くということが子供の中で定着してくるのは、早い子で年中さんからとの事です。
きっかけは、子供同士の「お手紙交換」の事が多いとか。
お手紙にシールを貼ったりして交換しあうのが好きなのはやはり女の子なので、精神的発達も早い女の子の方が文字の習得は早めだそうです。
男の子の場合は、頭の中でひらがなが完璧に入っている子でも、本人の「書きたい意思」がゼロな場合は、全く練習をしないままに年中時代が過ぎることも多々あります。
でもそれが発達的に心配なこと、という訳ではありません。
そんな場合は年長の夏休みに、練習を始めるのがベスト。
あいうえおをなぞったりする簡単なドリルから始めましょう。簡単に書いたり消したり出来るマグネット式のお絵かきボードなんかも役立ちますよ!クイズ形式で一文字ずつ書かせてみましょう。
それでも習得を早めたいママの為に
・本の読み聞かせ
やはりこれが一番文字の定着に効果的です。
本を良く読んでいる子ほど、文字はよく覚えます。
寝る前に1冊読む→読んだら寝る…を習慣づけると寝つきまで良くなったりして一石二鳥です。
・お風呂やリビングに「あいうえお」表を貼る
目のつく所にあいうえおを貼っておく。これは地味ですがとても効果的。
意外と子供は、ママがご飯を作ったりして遊べない時などにこういうものをじーっと見ていたりするものです。そういう時間が実は一番集中しているので、早期のインプットに役立ちます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
文字を書くなんて、まだまだ先で良いんです。
それより、不慣れな園生活になじんでいるか?先生と打ち解けているか?など、年少さんは日々を楽しむ所に力を注ぐべきかなと思います。