幼稚園に入ると子供達は、初めて決まったお友達と長時間一緒に過ごす…という体験をします。
今まではお友達とトラブルになりそうになっても、大変なことになる前にお母さんが間に入れましたが、これからはそうもいきませんよね。
場合によっては決まったお友達を「苦手、怖い」と感じる子も出てきます。
こんな時、親はどう対処してあげればいいのでしょうか?詳しくご説明します。
事態をおおごとにせず、秘密裏に相談しよう
仮に、「わが子が特定のお友達から日常的に乱暴な事をされていて、幼稚園に行くのを渋るようになった」というケースでお話しします。
- まずは事実確認から。
子供が「○○くんに押された」などと言っていても、鵜呑みにせずに事実確認をしましょう。
小さい子のいう事なので、誤解がないかを見てから相談するのが大事です。
保育時間を見学していい機会があれば、見に行ってみて下さい。
トラブル相手との関わり方を観察します。
明らかに問題があった場合は、遠慮なく先生に相談します。
ただ、おおごとにはせず幼稚園内でも上層部にまで話を持っていかない方がいいでしょう。
まずは、担任の先生にお手紙を書いて、連絡帳を確認する際に一人で読むことが出来るような配慮をします。
担任の先生がミスをしたような空気を作らずに済むからです。
そうする事で、先生はむしろ迅速にトラブル対処に動く事ができます。
送り迎えの時間帯に、教室の外で深刻そうに立ち話…は一番のNGです。
お母さん同士は穏便に、むしろ仲良く
むしろ、トラブル相手のママとは仲良く話すのがいいです。
ママ同士仲が良ければ、相手もせっかくの仲を壊したくないので、なにか怪しい光景を発見した場合は全力で子供を止めようとします。
結果的に、仲良くした方が安心なのです。
ただ、むやみにべったりになるのは危険です。
当事者の子と自分の子はあまりくっつけてはいけません。
もともと相性が悪いのですから、距離はできるだけ取り、接点をなくしてあげるべきです。
先生を咎めず、むしろ味方に!対処には感謝を示そう
担任の先生がお話しする時間を設けてくれた時、まずは先生が謝罪の言葉を口にすると思いますが、そんな時に自分の不平不満ばかり言う展開にはしない方が賢明です。
「先生には非が無い」というスタンスで話を進めます。
こちらこそお手数かけてすみませんくらいの謙虚な言い方で相談してください。
言うべきは、まず当事者の子との距離を話してくれという事。
席が近かったり、並び順が近かったりする場合はその場所を変更したりできるか相談します。
あとは、トラブルになりそうな時にフォローや声かけをしてもらうよう頼みましょう。
最後に、先生の事は信頼しているという事を伝えたり、聞いてくれてありがとうという感謝の気持ちを伝えて下さい。
先生は指導者として面目を保つことができ、対処へのモチベーションも上がるからです。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
「こっそりと、穏便に相談」がキーワードです。