いったいどんな生き物?
今では「ザリガニ」と言えば、赤い体が特徴的な「アメリカザリガニ」を指すことが多いように思えます。
元々は「ニホンザリガニ」の方を指していました。
外来種は生命力が強く、繁殖能力も高いです。
アメリカザリガニも例外ではありませんでした。
時とともにアメリカザリガニの方が身近な存在となり、定着していったのです。
実は海外では食材として利用されているところもあるということをご存知でしたか?
しかも地域や種類によっては、同じ大きさのエビよりも高値で取引されたりもするらしいのです。
でもやっぱり日本人の方であれば、あまり食べたいと思うような生き物ではないでしょうね。
味はタラバガニに近い味で美味しいらしいのですが、それでも食べるイメージが沸きません。
あくまで取って遊んだり、飼育したりする生き物という感じです。
どこに生息している?
生息地は小川や池、田んぼ、用水路などです。
水の流れが急なところにはあまりいなくて、比較的緩やかな流れのところに多くいます。
取るは難しいものではありません。
割りばしなどに釣り糸を結び付け、反対側にエサを縛り付けて、それを垂らしてザリガニのハサミでしっかりと挟ませます。
それを引き上げれば釣れる(とれる)という簡単なものです。
エサは煮干しやスルメ、食パンなどでOKです。
釣り糸でなく凧糸でも良いでしょう。コツとしてはエサをハサミから離されてしまえば当然逃げられてしまうので、引っ張り方には注意です。
慣れてくれば感覚がわかってきますが、あまり強く引っ張り過ぎもダメなのです。
釣り道具の他に網などを用意していく方が捕獲できる確率が高まります。
なんなら網だけで獲れてしまう場合もあります。
子供に任せていると、サンダルのまま入っていって、「手」か「網」で捕まえてしまいます。
ご想像の通り泥だらけです・・・
爪の中にも泥が入って真っ黒です。
後々のことを考えたら、釣るのが一番ではないかと思います。
ちなみにザリガニPOINTは、地元の子が網を持って集まっているようなところがザリガニのいる「POINT」です。
飼育方法は簡単?難しい?
飼育は簡単です。
必要なものはケースと、砂、それから石やザリガニの家(隠れられるもの)となるようなものがあれば良いでしょう。
流木もできれば入れた方がいいかもしれません。水は小川の水ではなく、水道水でもかまいません。ただし水の量には要注意です。
あまり水を多く入れて十分な深さを作ってしまうと、ザリガニが呼吸ができなくなり、死んでしまうのです。
水の量が少なく、浅いと酸素濃度の関係で呼吸ができるようですが、それでも苦しくなると、水面から身を乗り出したりして酸素を取り入れるのです。
ろ過フィルターやエアポンプを用意できるなら問題ありませんが、無い場合は水の量を少なくして、流木などに登れば水面に体を出せるくらいにしてあげましょう。
その方が掃除やお手入れも簡単ですし、一石二鳥です。
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