ずっとママと一緒に過ごしていた子供達も、幼稚園入園を機にとうとう社会生活の第一歩を進んでいくことになります。
その一番初めの居場所になる幼稚園は、やはり自分の子供の個性に合った環境であってほしいものですよね。
もし親の希望だけで決めてしまうと、後で子供が馴染めず苦しむことになりかねません。
そこで今回は、わが子にぴったりの幼稚園を選ぶためのコツをご紹介します。
のびのび系幼稚園
先生がゆったりと構えており、話を良く聞ける子、思いやりのある子、基本的な生活習慣をきちんとこなせる子を育てるのを目標としているのがのびのび系幼稚園です。
例えば、幼児期は子供の発達速度がおのおので全く違います。
早生まれであったり、言葉を覚えるのが遅かった子などは、幼稚園ではどうしても出遅れてしまいます。
でものびのび系の幼稚園は、ひとりひとりに向き合ってくれ、フォローも手厚い場合が多いです。
学力を伸ばす、絶対音感のある子供を養成する!などスーパーキッズを育成する幼稚園とは真逆の教育方針です。
でも大人しいタイプで新しい環境に慣れるのに時間がかかる子だと、このような幼稚園でしっかり愛情を受けて育ち、充分に自信をつけさせてあげた方が小学校以降に活きてきます。
人への感謝を常に教えられるので、人に優しい子に育ってくれるのもメリット。
運動系幼稚園
小さい時から放っておいてもずっと走り回っている!体力が有り余っており、遊び相手をするのが大変・・・そんなお子さんをお持ちなら、運動系幼稚園をおすすめします。
教育目標にしっかりした体づくりを提唱していたり、遠足や運動会に力をいれていて、課外授業の際に徒歩で移動させるような幼稚園は運動系といっていいでしょう。
普段から薄着で居させたり、はだしで過ごすようにさせている園も多いですね。
大きなプールを所有し、定期的にスイミングの授業をする園もあります。
このような園のメリットは、小学校以降の体力、健康面の安定と打たれ強さが養われる所でしょう。
ピンチになった時に踏ん張って頑張りとおす力が付き、この年だからこそ伸びる運動能力の基礎を十分に養えます。
自然に親しむ行事も多く、色々なことに精通するオールラウンダーを育ててくれます。
お勉強系幼稚園
将来的に小学受験、中学受験など考えている場合には、お勉強系幼稚園に通う事が近道になるでしょう。
このタイプは、割とスケジュールが詰められて進んでいく園が多いです。
たとえば縄跳び大会などを開いて、全員がある程度飛べるレベルまで練習させたり、鼓笛隊などの演奏活動をして、夏休みに地域の催しに参加する場合も多く、その練習にもかなりの時間を割かれます。
それとは別に教室にてお勉強系のカリキュラムも組まれます。
たとえば専門の先生が来てくれて、英語の授業が定期的に行われたり、パズルや知恵の輪などの知育玩具を使った授業を取り入れていたり。
元気に遊びまわっているだけでは身につかない、優秀な小学生にするための土台作りが行われるので、もともと優秀な子や負けん気の強い子、はつらつとしていてしっかりしたお子さんが行くとぴったりフィットし、すごい力を発揮するようになると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お子さんのタイプを見ながら、各幼稚園の教育方針をチェックしてみましょう。
ぴったりの園が見つかることでしょう。