新一年生になって、初めて授業を受ける子供達。
いきなり整然と机の並ぶ教室で45分間の授業に耐えられるの!?と不安なママもいるでしょう。
でも学校側も初めて授業を受けるみんなの為にできるだけ入りやすい環境をととのえて授業を開始してくれます。
今回は国語編に引き続き、算数編についてご説明します。
教科書の最初の方は絵本のよう
算数の教科書を開くと、可愛い動物や食べ物の絵が沢山描いてあり、まるで絵本のようです。
最初は「この絵の中でうさぎは何匹いるかな?」など単純に数を数える練習からしていきます。
そして、読み上げた数字を実際に書けるようにする為、教科書に書きとりのページが用紙されています。ひとつひとつの数字を、なぞったり、マスの中に真似て書いてみたりしながら、数字を自分で書けるように進めていきます。
数字を分ける練習をする
たとえば「5」は、「1と4」や「2と3」に分ける事が出来ます。
これが分かると1+4=5の概念も、5-1=4の概念も同時に理解できるようになってくるので、最初のとっかかりとして、数字を2つに分けるという事を繰り返します。
イメージだけではピンとこない子のために、おはじきも使用して実際に分けたものを数えたりしていくので安心です。
最初は式は使わない
「あわせていくつでしょう?」と聞かれれば足し算、「のこりはいくつでしょう?」と聞かれれば引き算という風に大人はパッと理解でき、式も書けますが、一年生の場合はその概念も初めてなので、慎重にゆっくり進めていくことになります。
「あわせて」や「のこりは」といったワードと式を使うようになるのは6月以降です。
それまでは式は一切出てこず、数字をどのように組み合わせると、8になるかな?などの質問を繰り返すような教え方をします。
この質問は難しい事ではなく、教科書内にヒントがいっぱいで、分かりやすいように絵を描き分けてある問題ばかりです。
青い花が3つと赤い花が2つ並んで書いてあるのを見た後、5はいくつといくつに分かれるの?と聞くような、誘導してもらいながらの勉強になるので、繰り返すことで1年生でも数字の相性など何となく覚えるようになり、その後の計算の役に立つように作られています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
○+○=○、こたえは「○」といかにもな数式では始まらず、皆が分かるとても簡単なことから始まります。
ゲームのように当てっこできるレベルなので親も子も構えずに、数遊びだと思って始めることが出来ると思います。
数字そのものの書き方練習もありますので、ゆっくり取り組んでいくことが出来るでしょう。