幼稚園入園当初は全員の子が泣いていたと思います。
1週間すると順応力の高い子が泣かなくなり、1か月すると大抵の子が泣かなくなります。
でも、残りの数パーセントの子は、何か月たっても幼稚園に行く前に泣いてしまったりと改善できないままだったりします。
こうなると、ママも心配に思ってしまいますよね。
こんなタイプの子には、幼稚園を好きにさせるための大きな転換期を大人が用意してあげる必要があります。
今回はそんな転換期の作り方についてご紹介します。
その子が苦手なことを無理強いさせていないか?
例えば、給食で嫌いなものが多く完食するのが苦手な子がいたとします。
出来ないとレッテルを貼られちゃうのが怖くて、くやしくて、結局泣く流れにというケースは多いです。
この場合、家で「どうして?」などプレッシャーをかけるのはNG。
苦手意識に拍車がかかり、幼稚園そのものが怖くなってしまうのです。
幼稚園に行きたくないと泣いている時に、ママはぜひ「何がイヤなの?」と優しく質問して、原因を根気よく聞きだしてください。
原因については、本人には「克服しろ」とは言わず、家でも話題にしない方がいいです。
大人は秘密裏に動き、転換期をつくるための準備に尽力しましょう。
その時の幼稚園のイベントがたまたまその子に合わない場合も
運動が苦手な子にとって、運動会の練習は大変なストレスです。
同じように、楽器が苦手な子にとっては演奏会はストレスでしょう。
たまたまその時期に幼稚園が力をいれている活動が、その子にとってハードルが高いせいで、「幼稚園ってイヤだな」という気持ちにつながっている場合もあります。
その場合は、その時期に無理させる必要はありません。
輝ける場所、時期はその子その子で違うので、苦手そうだなと思う時期は、親も力を抜いて接してあげましょう。
休日、その子の楽しい事にとことん付き合ったり、幼稚園後に親の予定で外に連れまわしたりせず、まっすぐ帰らせて体力を温存させてあげる、スキンシップを積極的に取るなど、心が満たされるように過ごさせましょう。
その子が得意とするイベントがきたら、そこが転換期
さて、とうとう転換期を親が作って、成功体験ができるよう仕向けます。
ここは担任の先生とも連携が必要ですから、一言お願いしておきましょう。
たとえばダンスや歌が好きな子なら、秋の発表会が転換期ですね。
幼稚園でダンスや歌を教えてもらうと、好きなことなので嬉しそうに帰ってくるはずです。
そうしたら、それを家で披露してもらいベタ褒めします!
そして、先生にも話を通しておいて、園でも楽しそうに練習していたら、その姿を「上手!」とか「えらいね!」などとにかくほめて、「自分はここに居てもいいんだ!」と居場所感を与えてあげると、だんだん幼稚園が怖い場所ではなくなってきます。
得意なことと、幼稚園のイベントが重なった時が大チャンスです。
この時期によくほめて、輝ける場所を親が用意すると効果てきめんですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
登園拒否??なんて深刻にとらえなくてもいいと思います。
ただ、その時期の幼稚園での活動が本人にとって楽しくなかっただけなので、ひとつ特技を発揮できるようになれば一気に自信をつけてくれますよ。