幼稚園時代に本の読み聞かせをしていたママ、多いのではないでしょうか?
毎日でなくとも、本を読んであげると子供は本当に喜びますよね。
でも、内容が難しすぎたり、挿絵の少ない本だと持続力が続かなくなることもしばしば。
でも1年生になったら、今までより少し活字の多い本にもチャレンジしたいものです。
そこで、1年生にピッタリのオススメ本についてご紹介したいと思います。
内容が1年生にピッタリの本
・「窓際のトットちゃん」
これは筆者が小学1年生の時に親から読み聞かせてもらい、今でも鮮烈に頭の中に残ってるお話です。かの有名な黒柳徹子さんの小学1年生の頃の自伝です。
「みんなひとりひとり個性があってもいいんだ、人と違ってもいいんだ!」という、自己肯定力を高めてくれるようなお話。
トットちゃん(少女時代の黒柳さん)がとにかくおてんばで破天荒。
その武勇伝を聞いているだけでこちらも大冒険したようなワクワクした気持ちになります。
そして、それを見守る「トモエ学園」の園長先生の、トットちゃんへの接し方、言葉。
親もハッとさせられるようなすごい本です。
子供心に、「私もトモエ学園に通えたら良かったのに」とずっと思っていました。
心のあったかい子、自分を愛せる子、創意工夫の出来る子を作ってくれるような楽しい本です。
自伝なので文体もやさしく、子供にも理解しやすい所も高ポイント。
ありえない展開が子供を夢中にさせる
・「晴れときどきぶた」
日記に書いたことが本当になってしまう!という、子供だったら絶対に興奮する設定。
主人公が日記を一生懸命書くようになるきっかけである、先生の言葉も意外と深かったり。
「日記は人に見せるものではないから、先生にも提出しなくていいよ、その代わり、本当の事を書きなさい」というような事を言ってくれるのですが、これは日記の本質を子供によく伝えていると思います。
「日記は思いのはけ口として書いて、気持ちをすっきり整理させるものである」というアドバイスであるとともに、「子供といえどもプライバシーが存在するべき」という、人として尊重した姿勢が素敵だなと思います。
意外と子供が日記を書くのが嫌いなタイプだったら、この本をきっかけに変わるかも。
あらすじですが、主人公はある日お母さんが自分の日記をこっそり見ていた事を怒って、ありもしない未来の日記を書き始めてしまいます。するとそれがどんどん現実の事になっていってしまうという展開。
お母さんが鉛筆の天ぷらを揚げ始めたり、お父さんがそれを食べちゃたりと、クレイジーな展開に子供は間違いなく爆笑です。
そして最後には怖くなり、反省し、日記は正直に書かなくちゃいけないね、という着地点に収まるので、道徳的にも良い終わり方です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
活字オンリーでは難しい、絵本では物足りないと難しい時期の本選びです。
とにかく内容が子供ウケしやすいものをチョイスするのが成功のポイントだと思います。