幼稚園は義務教育ではないので、小学校を休むよりは、幼稚園を休む方がハードルが低いような気がしますが、まじめなお母さんだと、園ですすめている作業がひとりだけ遅れてしまうのでは?など色々気にしてしまいがちですよね。
でもまだ病気っぽいのに、元気はあるから行かせちゃえ!というのは、他の子への感染もあるので考えもの。
そこで今回は、子供に園を休ませる時の、症状の目安と流れについてご説明します。
咳がひどい時は休んだ方が安全
熱も無くなって、体も元気を取り戻し、家では元気を持て余してしまう・・・そんな状態になると、親としてはつい「もう行かせてもよさそう。
その方がこっちも助かるし・・・。」なんて思って登園させがちですよね。
でもここで気を付けてほしいのが「咳の有無」です。
たんの絡んだような咳をしているのは、かなりひどい風邪をひいていた証拠。
園でそんな咳をし続けることで、周りに飛沫感染が起こらないかが心配です。
クラス全体で流行っている時はお咎めもないと思いますが、明らかに自分の子が感染源で、他の子に重い風邪をうつしてしまった場合、それが発覚したときにはお母さんとしてはかなり気まずい立場に立たされてしまいます。
どうしても登園させたい場合にはマスクの着用は絶対守りましょう。
吐き気・下痢はお休みさせる
よくあるのが、お腹の風邪による「嘔吐」や「下痢」の症状。
こういう場合は、まだ本調子ではないなら思い切ってお休みさせるべきです。
どうしてかというと、園の中で先生に迷惑をかけてしまうことと、本人が皆の前で嘔吐や下痢をして、「恥ずかしい」と思うあまり、失敗体験になってしまうというリスクがあるからです。
元気に見えても、いざ給食の時間になってみると、食べ物が強くあたり嘔吐してしまったり、下痢が再発する恐れもあります。
こんな場合の後始末は、ふつうのおもらしよりもずっと大変です。
先生たちはそのようなことも仕事のうちと思って献身的にお世話をしてくれますが、やはり保護者としては少しでもそのような迷惑をかけることは避けるよう、思慮すべきです。
その方が大人の対応としてスマートですし、親のそのような努力は回りまわって、先生から見た子供のイメージを良くするのに貢献してくれるものです。
どうしても園に行かせたい場合は、あらかじめトレパンを履かせたり、給食前に迎えに行ったりするといいでしょう。
休む際に園に電話を掛けるときの注意点
登園時間内に電話をかけるのが一番だと思います。
休ませると決まっている場合は、幼稚園が始まるよりずっと早い時間でも電話をかけたくなってしまうものですが、先生達も、朝礼などがあるので、その時間にかぶらないように、登園時間までは待つのがベターだと思います。
また、遅すぎるのも迷惑になります。早めに連絡をしないと、その日の給食を用意する人数が変わってきてしまうからです。お弁当の場合なら、ちゃんと事前連絡をすることで発注そのものを止めることが出来、食べもしないお昼ご飯にお金を払わなくてもOKになる場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
登園するかを決めるのは、本人の体調だけではいけないという事ですね。
周りに迷惑をかけることがないかという点も考慮しながら様子を見ることも必要です。