1年生はまず1学期のあいだにひらがなの書き取りをしてひたすら覚えていきます。
そして、2学期が始まると次はカタカナの練習が始まります。
でも実は、カタカナの習得にかける時間は、ひらがなを教えるためにかけた時間よりもずいぶん少ないんです。
どうしてかというと、2学期になると覚えるべき漢字も出てきますし、文字の習得だけでなく、教科書内の物語を読み、内容を読み解いていく授業も始まるからです。
そこで今回は、楽しく効率よくカタカナを習得できる方法をご紹介します。
その子がハマっているアニメやゲームを題材に
アニメやゲームなどの架空の世界は、キャラクターや場所の名前、魔法やアイテムの名前などによくカタカナが使われます。
それを利用して、書き取り用の問題をたのしい単語で埋め尽くそうというのが今回の作戦です。
たとえばポケモンが好きな子には、ポケモンの名前や技の名前で「ア」~「ン」までを含む名詞を50個考えます。
この作業がママにとっては一番手間のかかる所ですが、ここで50個考えておけばあとはずっと使いまわしていけるので頑張りましょう。
その他にも虫の名前、恐竜の名前、古代生物の名前など図鑑系の知識から固有名詞を探すのもアリです。
女の子の場合は、好きなアニメの中に出てくる名詞の数がやや少ない場合があります。
そんな時はお菓子の名前やアイスクリームの味の種類など、可愛いイメージの固有名詞をまぜこんで作ると、比較的スムーズにいくでしょう。
ママがアイウエオ表に対応した50音分の名詞テストを作成
さて、だいたい50個分の名詞を考え付いたら、テスト用紙を作りましょう。
A3の用紙に縦書きで、あいうえお順に名詞を並べ、ひらがなで表記していきます。
例えば制作例として、題材「アンパンマン」で作った場合。
まず「ア」が書けるか試すための名詞として「アンパンマン」を選び、A3の用紙にはひらがなで「あんぱんまん」と書き込みます。
そしてやや空白を空けて、次は「イ」が書けるか試すための名詞として「バイキンマン」を選び、(必ずしもテストする文字が冒頭にこなくてもいいです。)ひらがなで「ばいきんまん」と書き込みます。
この調子で50音分の問題を書き込んでしまえば、準備はおしまい!
あとは子供に解いてもらうだけです。
国語のノートで、ひらがなの名詞をカタカナに変換していくテストを行う
ママが作成したA3用紙の問題を渡して、子供には国語のノートに1単語ずつカタカナに変換するというテストを実施します。50音分あり、しかも「アンパンマン」という単語だけでも4文字のカタカナを知っていなければ完璧に書くことが出来ないので、1回通すだけでもかなり時間はかかると思います。
でも、一気にやらないと、弱い文字がどれか把握しづらいのでここはがんばってもらいましょう。
子供がカタカナを書き終えたら、丸付けです。
書けていないカタカナの文字をママが抽出して、メモっておきましょう。
その後、子供にはまちがえた文字だけ5文字ずつでも書き取りしてもらい、覚え方のヒントなどを与えてあげて下さい。
この繰り返しでどんどん書けないカタカナは減ってきます。
一番最初は、たのしいクイズ形式の演出のため、問題の名詞はママが読んで、その都度カタカナの書き取りをしてもらうというスタイルでもいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
地味に書き取りして覚えるよりもずっと定着が早くなるので、その子の好きな世界観のキーワードをガンガン盛り込んだ問題を作ってあげて下さいね。