今回は、シャッタースピードによる、流れる水の撮れ方の違いについて書こうと思います。
自分は、スマホ撮影だし関係ないと思っているあなた、スマホでも、シャッタースピードが変えられるんです!!
少なくても、もうすぐ発売予定のxperia xz premium SO-04Jでは、カメラのマニュアル設定で1/4000~1秒の間で変えられます。
シャッタースピードを変えられると、こんな写真が撮れますよ!と言う事を書こうと思います。
xperia xz premium SO-04Jについて詳しくは、[Xperia]カメラ機能比較XperiaXZ Premium SO-04Jで書いていますので、参考にしてみて下さい。
ちなみに、私が今使っているxperia SO-02Eではシャッタースピードを変えられません。
シャッタースピードについて
そもそもシャッタースピードとは、その名の通りカメラ側でカメラのシャッターが降りるスピードをコントロールするもので、シャッタースピードを遅くすると、明るく、速くすると、暗くなります。
また、シャッタースピードを遅くすると、「動き」がでて、速くすると、「止める」ことができます。
どう言う事かと言いますと、
この写真は、ISO100、30秒で撮っています。
30秒間シャッターを開いています。
シャッターを開いている時間が長いほど、光を多く取り込めます。
だから、明るくなります。
なので、暗い所でも、写真が撮れます。
逆に、シャッターを開いている時間が短いほど、光を取りめる時間が短いので暗い写真になります。
動きが出るについてですが、30秒もシャッターを開いていると、光の光跡が撮れます。
この撮影方法は、蛍の幻想的な光跡だったり、花火のダイナミックな光跡、夜空の星の動きを撮るのに適しています。
逆に速いシャッタースピードに適しているのが、サッカーなど蹴る一瞬を切り取ったような写真を撮るのに適しています。
シャッタースピードに関しては、撮るものによって、適している設定が変わるので難しいところではありますが、一度覚えてしまえば思った写真を撮れるようになります。
スマホでの夜景
スマホでしか写真を撮っていないと、暗いところだと、なんでこんなに写りが悪いのだろうと思ったこと、あると思います。
これは、ISO値を上げて、シャッタースピードを遅くして撮っているからです。
ほとんどのスマホユーザーは、オート(カメラオート)で撮っていることと思います。(私もです)
カメラが判断して、暗い所でも写真が撮れるように、ISO値を上げて、シャッタースピードを遅くして撮っています。
まず、ISO値上げると、明るくなります。が、画像が荒くなります。
シャッタースピードを遅くすると、これまた明るくなりますが、ブレます。
よって、スマホでオートで手持ちで暗いところで写真を撮っても、こんな写真になってしまいます・・・
スマホで夜景を撮るには、ブレを抑えるために、スマホ用の三脚を使って、撮るのが一番です。
水の流れの表現方法
水の流れについては、流れを「やわらかく」表現したいときには、シャッタースピードを遅く、「ダイナミック」に表現したいときには、シャッタースピードを速く設定すると良いと思います。
シャッタースピードを遅く
シャッタースピードを速く
ただ、ここで1つ問題が・・・
先程も述べたように、シャッタースピードを遅くすると明るくなります。
夜景を撮るようなときは問題ないのですが、日中の明るいところでシャッタースピードを遅くすると、真っ白な写真になってしまいます。(明るすぎて)
そんな時は、「ND フィルター」を使います。
簡単に言うと、レンズにサングラスをかけてあげます。
そうすることによって、意図的に暗い状況を作り上げられますので、明るい日中の撮影でもスローシャッターが出来ます。
この「ND フィルター」は明るさに応じて、必要な「濃さ」が変わってきます。
また、レンズの径に合うNDフィルターを選ぶ必要があります。
「RAW」で撮っていれば、後でどうにでも加工はできますが・・・
ISO 100 1/8秒 で「RAW」で撮ったものを現像過程でレタッチすると、このようになります。(下の写真)
「JPEG」だと、白とびしているところをここまで復元させるの難しいと思います。
白とびより、黒つぶれの方が「JPEG」では復元が難しいと思いますが・・・
保存形式の「JPEG」「RAW」については、写真の記録形式は「JPEG」と「RAW」どちらで保存するべきかで詳しく書いていますので、そちらを参考にしてみて下さい。
まとめ
今回は、シャッタースピードの設定によって、写真の「表現の幅」が増えますという事を書きました。
写真は、ISO値、f値、シャッタースピード、ホワイトバランス、レタッチ・・・などいろいろな要素が組み合わさって出来上がるのですが・・・とりあえず、ややこしいので、今回はシャッタースピードに限って書いています。
スマホでも、シャッタースピードを変えられるものも出てきたので、よかったら参考にしてみて下さい。